睡眠を制するものが ビジネスを制す

最終更新: 2020年12月13日

Obstructive Sleep Apnea in Adults (CLINICAL PRACTICE) 

NEJMから睡眠時無呼吸症候群(SAS)のわかりやすいまとめです。

英語は・・・という方はぜひ、心陽のコラムをご覧下さい。

帝人フィリップスのページもわかりやすいのでおすすめです。

どちらのページにも心陽クリニックが掲載されています。


SASの発症率はずいぶん低く見積もられていると感じていますが、それでもメタボリック症候群の60%、50~70歳男性の17%です。閉経後の女性や痩せているのに生活習慣病のある方も要注意です。

これまでのリスクチェックは全く妥当性に欠けましたが、優秀なリスクチェックが開発されてきています。

心陽では米国の職業運転手のスクリーニングに用いられている、ハーバードのKales教授らが開発したリスクチェックを、日本人用にアレンジした独自のリスクチェックを用いております。

陽性的中率は80%、重症、要治療ともに0.1%未満で有意な相関がありますが、感度は22.2%です。


ESS(エプワース眠気尺度)がスクリーニングに不向きであるエビデンスは多数ありますが、最新最優秀なリスクチェックでも漏れは生じます。


心陽では自宅での簡易テストの実施を推奨しております。

エビデンスと妥当性の確立された、リスクチェックとスリープチェックによる睡眠スコアシートは、個人向けにも有料で作成します。

気になる症状のある方は、保険で簡易検査が受けられます。初診料をいれて自己負担額は3,560円です。もちろん、検査時に無料で睡眠スコアシートを作成します。


リスクチェックのスコアがゼロ点の方の中にも、保険診療やちょっとした工夫により生活が大いに改善するSASやその他の睡眠障害の方が含まれています。

SAS検査はリスクのない方にもぜひ行なっていただき、SASの有無にかかわらず睡眠リテラシーの向上を通じて、睡眠の価値を再認識していく機会として最適です。


おすすめしている在宅の睡眠簡易検査は、保険診療報酬上はSASの検査ですが、その他の睡眠障害などの睡眠衛生診断におおいに役立つものです。

たとえば喫煙習慣がREM睡眠の割合を減らすことがわかっており、REM睡眠の短さは寿命の短さにつながることがわかっています。可視化によって禁煙を成功させた例もあります。


睡眠は一見、従業員個人の就業時間外のプライベートの問題のようでもありますが、働く私たちは、自分の夜間の睡眠が良いか悪いか論じるとき、日中の覚醒について議論しています。 日中、集中できない、疲れが取れない、眠気がある、、、そんなとき、「昨日はよく眠れなかった」と感じ、日中、元気いっぱいに集中できて、満足した一日を過ごしたとき、「今夜もよく眠れそう」と感じるのです。


睡眠マネジメントは生産性マネジメントそのもの、ズバリ職域の問題であることは言うまでもありません。


独立して(ほかのリスクファクターによる影響を妥当な方法でなくしても、)さまざまな重篤な疾患のリスク因子になるので、将来の高額医療費につながるだけでなく、睡眠不足による日中のパフォーマンスの低下、事故やトラブルのリスク因子になり、生産性、安全性、そして健康において、職域の大きな課題です。

アブセンティーイズム、プレゼンティーイズム、離職率とも大いに関係がありますので、採用時の検査をデフォルトにして、すべての社員に5年に1度の検査を行なうことを、業種にかかわらずオススメします。


心陽では在宅簡易臨床検査つきセミナーを300,000円(税抜、20名まで、21名以上は10,000円/名)で提供しておりますが、5年に1回ならば500人の企業で、1回2,000円程度です。

もちろん、睡眠による経済損失はGDPの約3%、そのうちの76%がプレゼンティーイズムによるものです。

日本の労働者の平均定なプレゼンティーイズム(出勤しても生産性が発揮できないことによるコスト)は年間54万4,963円です。

睡眠衛生ハイリスク群では年間平均102万5,418円のコストがかかります。

このコスト削減というリターンに対して、しっかりとエビデンスのある睡眠対策を行なうことは企業にとって必須です。


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