ABC シリーズ
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ABCシリーズは、職場の生産性向上を目的とした、オンラインCBTプログラムです。
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各回数分~5分程度、全10回、テーマごとの専門医師によるオンライン動画です。
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各回の最後に、簡単に実践できる具体的な行動を、毎回 【アクト】 として提案します。
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プレ&ポストチェックとアクト評価機能で組織全体の参加と効果をフィードバック。
プレ&ポストチェック
ABC FEELでは生産性に特化した独自の質問紙、ABC SLEEPではスリープチェックを用います。全プログラムに共通する質問もあります。個人結果は各従業員に直接届きます。
企業には個人の特定できない状況で、集団分析結果をお届けします。ストレスチェックや健康診断など別のデータとの組み合わせ、独自の項目や視点による解析などをつけくわえることも可能です。ABC集団分析フィードバックはこちらから。
プレ&ポストチェックとCBTで、「はかる」「わかる」「かわる」の三段活用で従業員が健康になります!
職域のポピュレーションアプローチに特化したCBT(認知行動療法)
CBT(Cognitive Behavioral Therapy:認知行動療法)とは、心の持ちよう、思い込み、自分なりの考え方…などの情報処理のプロセス=認知(Cognition)にはたらきかけて、マインドセットを変容して=心を軽くして、問題解決につながる行動変容につなげる支援をする構造化された精神療法です。身につけた新しい行動を習慣にしていく過程で、疾病の予防、増悪抑制、軽症化、治癒・寛解、再発予防につなげる、医学的にみとめられた治療法です。
特定の疾患における専門家によるCBTは、世界各国の標準治療としてはもちろん、その一部は、日本の保険診療としても認められています。つまり、CBTの治療効果と安全性、そして妥当性は、徹底的に検証されて、厳しい基準をクリアしているのです。
それだけでなく、さまざまな疾患の予防や、健康増進にもつながることがどんどんあきらかになってきています。
CBTは、疾病や、疾病リスクのない健康な対象者を、より健康にする効果があり、人に健康行動を定着させるための優れた手法として、科学的に認められているプログラムです。また、オンライン(WEB-based)CBTによる働く人々への効果も、多くの先行研究によって明らかになっています。
病気がないのに薬を飲むと、薬による有害な作用が生じる場合が多く、特に侵襲的な治療法や、内服などは、けっして非医療者が手を出すべきではありませんが、認知行動療法は、治療法ではなく健康法としても非常に有意義であることがわかっているので、国内外で広く用いられています。
ABCシリーズは、科学的エビデンスに基づく内容を、臨床で認知行動療法を行う専門の医師が、職域の心理社会的環境を整え、従業員の意識改革によって、自律的に健康行動を獲得するための工夫をこらして、提供しています。特定の健康商品の販売を目的とする科学的根拠のない商業的な内容の健康セミナーとは一線を画すのはもちろん、「わかる」だけの教科書的なセミナーではなく、意識と行動が「変わる」ところまで責任を持って従業員をナッジできるのが、ABCシリーズなのです。
オンラインCBTプログラム、ABCシリーズは、あらゆる職域で、多様な従業員に向けて展開する、最適なヘルスプロモーションプログラムといえるでしょう。
ABC FEEL
ビジネスマンのパフォーマンス向上、
職場の生産性向上のための全く新しいメンタルヘルスプロモーションプログラム
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リラクゼーション① 深呼吸
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リラクゼーション② 筋弛緩法
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CBT超入門① セルフモニタリング
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CBT超入門② 感情の強弱
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アサーション「ストレスを溜めないコミュニケーションのコツ」
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アンガーマネジメント「怒りで後悔しないために」①
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アンガーマネジメント「怒りで後悔しないために」②
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行動変化「改善したいこと」を行動に移す
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ストレス対処① 自分のストレスを知ることから始めよう
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ストレス対処② ストレスを解消していこう
今、仕事や生活に支障が出るほどの気分や気持ちの落ち込み、不安があったり、趣味や好きなこと、当たり前の日常的な習慣を億劫に感じたりするのならば、すぐに医療機関を受診してほしい。
その受診を会社に報告する義務はないが、労働者としては自己保健義務がある。セルフケアという社会的義務を果たして、会社という非医療機関にではなく、解決力のある専門家に相談してみよう。
精神科的な疾患も他の生活習慣病と同様、できるだけ早く医療が介入することで、生産性を落とさず、増悪を防いで、通常勤務を続けながら、有効な治療ができることが多い。
一方、すぐに解決したい具体的な課題がなければ、仕事の中で蓄積する日常的なストレスや様々な感情とのつきあい方や減少法は、スキマ時間に、ぜひ、このアプリで身につけてほしい。
講師・監修:堤 多可弘(つつみ たかひろ)1986年生まれ。東京都三鷹市出身。弘前大学医学部卒業。
日本医師会認定産業医 精神科専門医 労働衛生コンサルタント 医学博士 株式会社Appdate 取締役 VISION PARTNER メンタルクリニック四谷 副院長
現在は東京女子医科大学病院の非常勤講師として精神科医療に携わりつつ、大手企業を始め12社の嘱託産業医を務めている。延べ10,000件以上の診療経験と1,000件以上のビジネスパーソンとの面談経験からメンタルヘルスプロモーションの重要性を実感し、メンタルヘルスとパフォーマンスの向上を目指した活動を行う。
共著「本当にわかる 精神科の薬 はじめの一歩」他
メタ解析により、第2世代の抗うつ薬(SSRI、SNRI)による治療と認知行動療法(CBT)に治療効果の差がないことが証明されました。
差がないとか、統計的に結果が出なかった、と聴くと、なんとなくネガティブな結果をもたらした研究のように感じるかもしれませんが、これはたいへんポジティブな結果です。
論文の背景としても記述されていますが、抗うつ薬による治療には副作用などの有害事象がつきまとい、本人の投薬アドヒアランスが必須です。どんな疾患の治療でも、ただ漫然と投薬、服薬してはいけません。あらゆる治療は認知行動療法であるともいえます。積極的に治療する姿勢があり、治すためにはとしっかり服薬できるような人こそ、認知行動療法には向いています。いずれにせよ、実際に罹患して治療する際は、医療者との相談で、その瞬間の本人にとってベストな治療法を選ぶべきです。
しかし、一次予防をするべき未病のポピュレーションにとっては、目標志向的な行動様式を獲得することはなんの副作用もないどころか、パフォーマンスを上げてくれるすばらしい姿勢です。
この研究でも証明されているように、目的を持つだけでも元気で長生きできます。その目的に向かって行動すればなおさらです。
行動は習慣を作り、習慣は健康を作り、健康は財産を作ります。
ABC SLEEP
職場全体のパフォーマンスに確実に直結する睡眠の質、
従業員の意識改革で組織の生産性を大幅アップするまったく新しい睡眠プログラム
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睡眠の時間と質
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適切な睡眠時間
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眠気の正体
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黄金の90分
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睡眠の5大ミッション
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社会的時差ボケ
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体内時計と光
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体内時計と体温
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さまざまな睡眠障害
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最強の睡眠マネジメント
20年にわたる麻酔科臨床で培った、呼吸と循環という本質的な生命活動への身体医学的スキルと、社会疫学研究や産業保健実践で磨いたつながりや環境という社会的なアプローチで、スリープクリニシャンとして患者だけでなく、働く人々の睡眠の質を上げるスペシャリスト。
依存性や耐性があり、日中の眠気の元になって生産性を下げ、犯罪にさえ使用される睡眠薬は今すぐやめて、ABCスリープで睡眠や日中の眠気を改善してほしい。効果がない、またはプレテストによる睡眠時無呼吸症候群のハイリスク、どちらでもないけど自分の睡眠を客観的に可視化したい方はぜひ、簡易検査を受けてほしい。
生産性に直結するスリープヘルスは、睡眠時間と不眠症状の自覚である。CBTは、最先端の知見を踏まえた、有害な副作用のない、不眠症治療の第一選択。一般のリテラシー型睡眠セミナーとは一線を画す、革新的なHPP。日本の労働者の課題である「睡眠時間」の重要性からはじまり、睡眠生理や睡眠の役割を理解しながら、適切な睡眠時間の確保と不眠症状の解消のため、充分に納得して、自律的に行動することが目的である。
講師・監修:石田 陽子(いしだ ようこ)1973年生まれ。東京都練馬区出身。北海道大学医学部卒業。
麻酔科専門医 労働衛生コンサルタント 公衆衛生学博士 睡眠学会会員 株式会社心陽 CEO 心陽クリニック 院長
著書には中枢性睡眠障害を扱った「水妖の森」がある。
職場ポピュレーションのパフォーマンスに確実に直結する睡眠の質
睡眠による経済損失は重大な世界的問題(Global Issue)です。
多くの企業が生産性向上を目指して、社員の睡眠に積極的に介入しています。
アメリカでは企業負担の睡眠時無呼吸の簡易検査が最近6年間で5倍にも増えています。それだけ、コストをかける価値がある、充分なリターンがあるからです。
巷の社員向け睡眠プログラムの多くが標準生理の知識を持たない非専門家による科学的エビデンスに基づかない解説です。睡眠専門医(スリープクリニシャン)の不足はアメリカでも深刻視されていますが、日本の睡眠専門病床数はアメリカの10分の1です。
総病床数では5倍近いのにもかかわらず、です。それほどに日本に睡眠専門医療職は少ないのですが、生産性向上のための社員の睡眠セミナーには、医学的な情報は不要です。
非医師の講師であっても、行動変容誘導のプロならよいのですが、非科学的なうえ、心理的な側面に依存しすぎるセミナーが多いのも事実です。
睡眠についての課題がある際に医療機関を頼る社員は日本では諸外国に比べ、もともととても少なく、頼る場合も日本だけが適切な診療科の第一位として精神科をあげます。
医療機関に相談しない傾向も、する場合に身体科を選ばない傾向も、日本人が睡眠を心理的、精神的な活動だと考えていることを示唆しますが、睡眠は明らかに身体的な活動です。
睡眠障害の7割近くが睡眠時無呼吸症候群、心理的な不眠はその半分の3割程度です。
最近の調査では社員の7割が睡眠に何らかの課題意識を持っていることがわかりましたが、その課題の内容の多くは「寝ても疲れが取れない」というものです。それに対して、ただ、心理面を落ち着けてリラックスを促す方法が果たして適切でしょうか。
「興奮して眠れない」場合には、リラックスもよいかもしれませんが、多くの社員の課題は「寝ても疲れが取れない」や「睡眠時間が捻出できない」であり、だからこそ「眠りの質を上げて効率をアップしたい」というまさに眠りの生産性向上が社員に求められているものなのです。
欧米不眠症治療ガイドライン第一選択のCBT-I
CBT-I(Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia:睡眠認知行動療法) は米国のガイドラインでは、不眠症治療の第一選択です。
それではオンラインCBT-Iの科学的エビデンスをいくつか紹介しましょう。
CBT-I には、あきらかに経済的なメリットがあります。
The Cost of Insomnia and the Benefit of Increased Access to Evidence-Based Treatment
CBT-I は不眠症の治療としては科学的に有効なことがしっかりと確かめられていますが、それを、不眠症のない健康な労働者に行なったときの効果についても、いくつかの知見があります。
オンラインCBT-Iでプレゼンティーイズムが有意に減少しました。
ABCスリープでもこの効果を大いに期待しています。
Sleep and Productivity Benefits of Digital Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia
日本人労働者において、BBTI(brief behavor therapy for insomnia:CBT-Iより「認知」の部分が少ない行動療法)アプリで生産性が向上することを、Work Limitations Questionnaire 日本語版(WLQ-J)で確かめられました。
Effects of a Tailored Brief Behavioral Therapy Application on Insomnia Severity and Social Disabilities Among Workers With Insomnia in Japan
COMING SOON
ABC PAIN
労働者の生産性損失全体の3分の1以上を占める痛みは、感覚であり、情動の体験(2020)。ABCシリーズとの相性は抜群。
ABC HTN
高血圧のような身体疾患にもCBT。自律神経を整えるバイオフィ-ドバックのような行動科学的治療は国際的には標準。
ABC EYE
年間売上低下額48万円のドライアイや眼精疲労。リモートワークでモニターを見る時間も長くなり、睡眠や痛みにも直結。
ABC BW
健康な20歳時の体重を目指すシンプルな減量CBT。消費ではなく摂取エネルギーに注目し、巷のポピュラーサイエンスに喝。
現在、第2弾以降として、ご覧のようなプログラムを準備しています。
制作段階から、現場の課題によりそうプログラム制作が可能ですので、関心のある企業からのご連絡をお待ちしております。
また、こんなテーマで制作してほしいというご意見も歓迎しております。
CBTには禁忌はないので、どんな疾患でも、どんな課題でも、課題解決や欠点克服ではなく、強みを伸ばすためにも、活用できます。
気軽にご連絡くださいませ。