働く皆様のための緊急処置講座 Hands Only CPR
職場でのCPR実習について、コメントをいただいたり、来客陣に流れで講習をしたりして、一般の人々(非医療者)の理解(思い込み・不安)や知識と、いわゆる救命講習の内容にギャップがあるな~と実感しました。
そこで、心陽では職場でのパッケージを個人でも受けていただく参加型講習を不定期で実施しています。
この講座では高度かつ正確な蘇生技術を学ぶことはもとより、専門家として認定されることは一切目的にしていません。もしもオフィスで同僚が倒れたとき、思いがけず訪問先や外出先、街中でバイスタンダーになってしまったとき、臆せず声を出し、きちんとした専門能力がある人を味方に引き込み、専門能力はないけれど何かの役に立ちたいけれど何をやったらいいかわからない人たちを動かす、リーダーの役目を担える、心陽式健康経営にとって重要なWRWBの高い社会人を養成する講習です。
オフィスにAEDを購入する企業は増えています。
一気に30台購入してしまった企業もあります。
しかし、30台購入したからといってリスクが30分の1になるわけではないのは誰でもわかるでしょう。
1台でもいいし、オフィス至近のAEDをみんなで確認するだけでもいいんです。
AEDの場所の前に、そもそも、消火器の場所は知っていますか?
それより、心臓の場所は知っていますか?
AEDよりも心臓マッサージが大切で、そのためにはます、「声を出すこと」が重要です。
心肺蘇生の敵は「シャイすぎること」です。
この講習を終えた社員は、きっと万が一の時に声を出すことが出来ますし、もちろん、万が一の時なんて来ないほうがいいんです。
ぜひ、「効く(workする)」福利厚生として、精鋭社員に講習を受けさせてください。自腹ではなく、企業が払うことに意義があります。
高額人材育成講習を受けさせるより実践的ですよ。すぐ使えるばかりではなく、コミュニケーション能力、状況判断能力、リーダーシップが一気に上がります。
貴重な時間を使っての実習のため、極力座学を排除し、体を動かし声を出すことを徹底します。肥満社員の運動機会としてもご活用ください。
カーラーやドリンカーの救命曲線はすっとばし、「CPR(心肺蘇生)とはなにか」や、「バイスタンダーとしての正しいふるまい」なんて気にせず、心電図の成り立ちなんて触れもしませんが、実際に参加者の心電図を測定して、簡単な講義をします。
行動変容やポジティブな動機づけのテーマを踏襲して、「いかに魅力的に伝えるか」や、「いかに巻き込むか」という点を重視します。ともかく現場で体を動かし、声を出せるようにすることです。そして、プロの到着まで士気を上げ続ける風土を醸すことです。
しっかりとエビデンスを押さえた上で、楽しく、再現可能なCPRについて、みんなで考えてみたいです。
動画やポスターを紹介しながら、基本的な手技や姿勢が身につく短時間の実践的な講習にします。お時間のあるときに目を通してみてください。
アメリカ心臓学会の動画、スタイリッシュなStayin’ Alive。
とうとう日本にもこういうプロモーションが出てきたという循環器学会の試み。
がんばってはいるが、あいかわらずキャッチーさに欠ける日本医師会のプロモーション。
もちろん、職場単位での出張講習も受けつけております。まさに、普段働いている場所で、イベントが起きたときにどうするかについて、実践的な指導と実習を行います。オンラインではまだ開催したことがありませんが、ぜひ実践してみたいのでリクエストをお待ちしております。