検査機器を受け取ったら、今日は検査をしないとしても、
すぐに箱を開けて、明るいところで、このコラムを読んでください!
睡眠検査のお申し込み、自覚検査(アンケート)へのご回答、誠にありがとうございます。
検査機器を小さなダンボール箱に入れて、予定日に埼玉県川越市からクロネコヤマトの宅急便でお送りしました。
箱を開けてみましょう!
最初は返送用伝票です。返送まで使用しないので、よけておきましょう。
お次は、PHILIPSからのお知らせです。初期不良の連絡先などが書いてあります。検査の説明書ではありません。
書類の最後はSASセルフチェックシートです。すでにオンラインで回答している方は、同梱しなくても大丈夫です。
そして、機器の入ったケースの登場です。
装着ガイドが出てくるのが遅い!(青いケースの内蓋の袋)ので、こちらのコラムを見てくださればだいじょうぶです。
装着ガイドは字が小さいので、眠くなってから暗いところで確認すると間に合いません。眠くないときにイメトレして、当日は寝室の外、明るい場所でセットアップの後、暗い寝室に移動して眠ってください。
胸のセンサーは剥がれないように、かつ、寝返りでどこかにひっかかって引っ張って取れないように固定してください。テープののりは肌荒れやかゆみの原因になるので、衣服に止めるのも良いアイデアです。
優肌絆など、肌に優しい慣れたテープで固定しても大丈夫です。
プローべの内側は、血圧計のマンシェットのように空気で膨らみます。血圧計と同じ原理で、皮膚を通して血管の緊張を検出しているのです。TOPと記されたテープを外す前に、指を奥まで入れてみて、窮屈さを感じたら、小指で検査してください。テープを引き抜いたらすぐに、ブワッと膨らむのでびっくりして、目が覚めます。ベッドの中ではやらないでくださいね。
検査をしているからと、一生懸命ツタンカーメンのように仰向けで微動だにしないのが良いと思う人が多いです。睡眠時の気道にとっては、仰向け以外の姿勢のほうが有利ですので、いつものようにゴロゴロ自由に寝てください。仰向け寝の時間が少ないほうが、よい検査結果が出ます。
ネイルは気にしなくてだいじょうぶです。
クリアなら全く問題なしです。
黒め、赤め、ミラー、オーロラ、ラメ、ストーン盛り盛りの場合はできれば事前に実物を見せて、相談してね。
こちらのコラムも参考にしてくださいね。
検査を受けた方からのネガティブな評価で一番多いのは、PATプローべの締め付けが強すぎて指が痛くて眠れなかった、痕が付いてなかなか取れなかった、というものです。そこまでではなくても、なかなか指が全体的に締め付けられる機会はないので、皆さん、びっくりします。
締め付けへの感想は十人十色で、感じ方にはかなり人によって差があるようですが、メカニカルには、「指を入れた時点で、50mmHgの圧力がかかるよう調整され」ています。
そのため、締め付け問題は小指などの細い指にすることでは実際は軽減できていないことになりますが、細い指ほど締め付けを知覚する皮膚の面積は減りますので、感覚的な効果は充分得られると思います。
シールをはがさなくてもPATに指を入れた時点で、空気がある程度抜けて圧力が調整されます。
このコラムは青森大学竹林正樹先生からいただいた貴重なご意見を元に作成しました。
竹林先生に心から感謝いたします。
コメント等、いつでもお待ちしております。
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