コラム
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ストレスチェック結果から期待される睡眠衛生の重要性と健康経営施策としての睡眠プログラムの可能性【第30回日本産業ストレス学会】
12月3日には、一橋大学一橋講堂で行われた第30回日本産業ストレス学会において、「ストレスチェック結果から期待される睡眠衛生の重要性と健康経営施策としての睡眠プログラムの可能性」を発表しました。学会を通じて、産業ストレスや疲労等の原因は多様だけれど、その回復方法はただひとつ『睡眠しかない』ということを、あらためて感じました。あまりよく知らなかったのですが、心理学の分野では、ストレスフルな体験によって消費された心理社会的資源を元の水準に回復(リカバリー)させるための行動として、 仕事のことを忘れる「心理的距離」、 リラックスできることをする「リラックス」、 自分の視野が広がることをする「熟達」、 自分のスケジュールは自分で決める「コントロール」 の4つが有効とされていて、そのリカバリー経験を尋ねるREQという国際的な尺度があります。REQには、日本語版が開発されていて、その日本語版と開発論文は、こちらの慶應義塾大学総合政策学部島津明人研究室のページからダウンロードできます。たとえば、コントロール、すなわち裁量の高い業務ほど、内容が同じでも心理的苦痛が低いことは知られており、ワークエ

自覚および他覚所見による睡眠診断と行動変容で叶えるBPS ヘルスプログラムの提案【第29回行動医学会】
12月3日土曜日、大阪大学吹田キャンパス大学院人間科学研究科で開催された第29回行動医学会で、「自覚および他覚所見による睡眠診断と行動変容で叶えるBPS ヘルスプログラムの提案~アテネ不眠尺度、エプワース眠気尺度等による自覚所見と携帯装置を用いた終夜睡眠ポリグラフィーによる他覚所見を総合した睡眠診断に続く、オンライン認知行動療法や治療導入などを介した睡眠衛生習慣の行動変容で叶える健康増進と生産性向上のための企業内プログラムの提案~」という超絶長いタイトルの発表をしました。さすがに座長の久留米大学、岡村尚昌先生は演題紹介で、副題を省いていました(笑)ちょうど、12月14日に令和3年社会生活基本調査の結果が発表されましたので、合わせて紹介します。社会生活基本調査は、2021年10月に10歳以上の125,407人を対象に行われた大規模調査で、コロナ前の2016年の460分に比べ、474分と睡眠時間の平均は伸びました。ただし、OECD諸国平均は505分であること、生理的に成人より長い睡眠時間が必要な10代が含まれていることには、注意が必要です。コラム「ボケたくないなら眠りなさい ①睡眠時間と年

三ツ林裕巳先生
こんにちは!心陽番頭の溝口です。もう12月、すっかり冬の気候ですね。皆さまも体調を崩さぬようお気をつけください。さて、先週12月2日に衆議院厚生労働委員長の三ツ林裕己先生にお会いする機会があり、当社の進める睡眠文脈での医科歯科連携と、睡眠健診の重要性についてお話しさせて頂きました。三ツ林先生は11月22日に発足した超党派の「国民の質の高い睡眠のための取り組みを促進する議員連盟(睡眠議連)」のメンバーでもあり、当社の睡眠への取り組みに興味を持ってくださいました。当社代表の石田が所属する久留米大学学長の内村直尚先生が理事長を務める日本睡眠学会は、2023年1月から始まる通常国会において睡眠議連から質問する事項について、全面的に協力することとなっており、ご縁を感じます。

第21回日本睡眠歯科学会総会・学術集会に参加しました
こんにちは。心陽の番頭 溝口です。東京は冷え込んでいますが、サッカー熱は燃え上っていますね!11月19・20日に沖縄の万国津梁館で行われた【第21回日本睡眠歯科学会総会・学術集会】に、代表の石田と番頭の溝口が参加しました。歯科の先生方の発表は新鮮な体験でしたし、歯科と医科の連携の重要性をあらためて強く感じた学会でもありました。次回の学会テーマは「医科と歯科の連携」で、睡眠分野の医科歯科連携がテーマの一つである当社と親和性が高い内容です。今後の1年で医科歯科連携の活動を進めて、その成果を発表したいと考えています。※2枚目の写真は、(右から)学会長の外木先生、弊社代表の石田、評議員の古畑先生。

ストレスチェックのKPI【第32回日本産業衛生学会全国協議会】
『人となしし我が庭』、札幌で開催された、第32回日本産業衛生学会全国協議会に参加しました。 一番嬉しかったのは、唯一無二の親友にお寿司を奢ってもらったことです。高級寿司をごちそうになったのはもちろん最高なのですが、食事中の会話から、周術期臨床と睡眠医療に関して、学生時代の友と共同で研究ができそうな話題が生まれて、現在、展開中です。 圧倒的な落ちこぼれだった私たちに、こんな未来が来るなんて?!と感動しちゃったのでした。学会の新知見として印象に残ったのは、このブログの最後にも出てくる「新規薬剤の非劣性評価」として、生産性の指標が用いられていたことです。新規薬剤が従来薬と比べて効果が劣らない(非劣性)なら、たとえば価格が安いとか、錠剤が飲みやすいとか、見た目がかわいいとか、薬効以外の利点によって、その新規薬剤には存在価値があります。 働き盛りの若者に突然発症し、生活習慣等で予防することはできず、企業の治療と就業の両立支援努力がますます期待される難病である炎症性腸疾患において、治療による生産性損失が従来薬より少なく、効果が非劣性の新規薬剤を評価する文脈の研究を知ることができました。 臨床医療の

睡眠分野の医科・歯科連携
こんにちは。心陽の番頭 溝口です。心陽のテーマの一つに「睡眠分野における医科・歯科連携」があります。昨今、睡眠への注目度は高まり様々な取り組みが行われています。また、同時に多種多様な睡眠に関連するサービスがうまれています。睡眠は誰もが行うものなので、睡眠へのアプローチは公衆衛生への寄与に非常に有意義で、健康経営の根幹をなすものと言っても過言ではないでしょう。しかし、pseudoscienceや、改善方法までを示さない結果を出すことができない中途半端なサービスが多いことも事実です。さて当社では、健康経営コンサルの際に代表の石田の専門性を活かして、睡眠改善による生産性向上のプログラムを提案することが多いのですが、改善すべき点を具体化し、必要であれば医療でしっかりと改善させます。そのためにも、医科と歯科の連携は重要なファクターの一つだと考えています。今週末は、第21回日本睡眠歯科学会総会・学術集会(http://web.apollon.nta.co.jp/jadsm2022/index.html)が開催され、当社代表の石田と番頭が参加します。

富山で職場巡視
心陽番頭の溝口です。先週、富山市に行ってきました。震えるくらい寒いかも!?と想像していたのですが、陽射しが暖かく過ごしやすい陽気で、むしろ暑いくらいでした。今の東京の方が寒い、、、富山市では、お客様の現場の災害防止協議会に参加し、建設現場の巡視にも同行しました。皆さん工夫して安全には十分気を付けて作業していましたが、緊張感は一般的なオフィスよりはるかに高い環境です。血圧も上がり高ストレス状態の2時間弱でしたが大変貴重な機会でした。ご調整くださった関係者の皆さま、ありがとうございました。常に危険と隣り合わせの現場ではオフィス以上に負荷がかかり、極度の緊張、興奮等で起こる身体的負荷は、脳・心臓疾患イベントと関連が深いとされています。血圧が高い方はしっかりと治療して業務に臨みましょう。「血圧は下がらないけど、薬を飲んでいるから大丈夫。」という方がたまにいますが、下がらなければ意味がありません。また、睡眠時無呼吸症候群が高血圧の原因の可能性もありますので、処方された薬を飲んでも目標降圧が達成できない方は、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けてみてはいかがでしょうか。ご安全に!

インフルエンザ予防接種の季節ですね
こんにちは、心陽番頭の溝口です。先週末から東京は気温が下がり、少し遅めの衣替えとなった方も多いのではないでしょうか。さて、昨年インフルエンザが流行しなかったこともあってインフルエンザ予防接種の実施は出足が鈍いように感じます。しかし、予防接種はインフルエンザの重症化を防ぐ効果があるので、早めに接種しましょう。https://www.mhlw.go.jp/stf/index2022.html なお新型コロナワクチンとの同日接種も可能です。https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0037.html

オンデマンド、やってます(10月31日迄)
去る9月17日(土)、18日(日)に日本産業保健法学会第2回学術大会(https://jaohl2022.info/)が開催されました。最先端の法学、法実務の探求と実践的で親しみやすい法教育の両立を通じ、多職種で産業保健の推進を図るこの学会の学術大会では、多くの学びを得ることができました。また、心陽は昨年に引き続き一般演題を発表する機会に恵まれました。多くの方に視聴いただけたことを感謝しています。ありがとうございました!演題は産業保健現場での労働安全衛生法と健康経営にフォーカスし、タイトルは「健康経営戦力としての労災保険二次健診給付活用のための組織内制度設計とその運用」です。産業保健に関わって10数年、制度の存在は知っていましたが活用事例は皆無で、数十名の産業医にも活用事例をヒアリングしましたが、活用事例はありませんでした。そこで、当社顧問先の協力のもと制度運用に取り組んだところ、制度運用の課題も発見でき、課題解決を図りながら無事に運用することができました。詳細は別途お伝えしますので、興味がある方はぜひ当社までご連絡ください。なお、ほとんどの講演・シンポジウムが10月31日迄オンデマン

睡眠とワークエンゲージメントの関係
睡眠とワークエンゲージメントに関係があることがわかった。ワークエンゲージメントの高い状態は、けっして産業ストレスと無縁の状態ではなく、むしろ、かなり交感神経優位のストレス過多状態である。だからこそパフォーマンスが発揮でき、組織全体に良い効果をもたらす。間に睡眠や小休憩を挟むと更に
