コラム
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眠れない夜 起きられない朝
睡眠のプロを自称する私でも、ときどきうまく眠れない夜があります。昨日は、今年一番の睡眠失敗の夜だったんじゃないかなと思います。受診する患者は皆、不調の原因が知りたいと主張しますが、眠れないときにも、何が悪かったのか、という思考になりやすいものです。もしかしたらこれは人間の特徴というより、日本人の特徴かもしれません。というのも日本の企業人ほど、従業員が会社にいつかない(離職率が高い)ときに、なぜ辞めるのかを取りざたしたがり、その辞める理由を取り去るのが、離職率を下げる解決策だと考えがちだからです。私は、辞める理由がいくつあっても、辞めない理由がひとつでもあれば辞めないはずだから、たったひとつの辞めない理由をつくるのが、辞められたくない会社の打つ最善策だと思っています。同様に不調の原因ではなく結果に、昨夜の不眠の原因ではなく翌日の睡眠への期待こそに、注目すべきでしょう。とはいうものの、私も典型的日本人の例に漏れず、昨日の眠れない夜、何分間かは、なぜ眠れないかを思い悩みました。昨日は、ピラティスの体験クラスに参加したのですが、人気のスタジオで、19時からのレッスンしか予約できませんでした。

睡眠のプロが教える冷房術
睡眠のプロとして、寝室のクーラーはつけっぱなしがおすすめです! ドライモードや、手のひら、足の裏などAVAのある部位に、扇風機の風が当たる環境もよいでしょう。 手足の冷えは不眠の原因にはなりません。 体がポカポカしている状態はむしろ、睡眠には不向きです。 入浴は就寝の2時間以上前に済ませましょう。 それが無理なら、朝のシャワーに切り替えて、早寝しましょう。

気力、体力が、あるうちに休もう
「あなたらしくないこと」は、休憩の合図別の記事を探していて出てきた自分のFBの投稿に、「入浴事故死、秋田では交通事故死の5倍...厳寒期に6割発生」という題の読売新聞の記事に触れたものがあり、その記事の中の、高齢者が入浴中、危険を感じても、「症状が表れたときには既に自分で助けを呼べない状態になっている」という部分を読んで、これって、どの疾病でもその通りだよな、と思いました。私のFBアカウントはこちらです。よろしければ、フォローしてください。 毎日、産業医面談をしているので、ときどき、支援が必要な労働者と会話をする機会があります。多くの人々は、業務上のストレスや疲労を感じながらも、元気に生命活動を営んでいて、産業医の出番なんて不要です。でも、人はだれでも、ときどき、自律神経のバランスをくずしてしまいます。ときどき、自律神経のバランスをくずすのは、人生において、たいしたイベントではありません。労働者でなくても、どんな環境や立場で生きていても、生きているうちには、ときどき、経験します。たぶん、無人島で自給自足をしていても、ときどきそういう状態になるでしょう。風邪をひいたり、失恋したり、食べす

寝るのが楽しくなる 睡眠のひみつ
寝るのが楽しくなる睡眠のひみつThe Magic of Sleep 近所に文光堂書店という、高校生の頃からだから、もう30年以上のおつきあいになる、医学書メインの書店があって、最近は、おおさわでランチを食べたあとで寄ることが多いです。先日、いつものように文光堂書店に寄ったら、こんなにかわいい絵本があったので、スリープクリニックの待合室にピッタリだと連れて帰りました。猫の「ミミ」がガイド役として、眠りについて、美しい絵とともに、眠りについて教えてくれます。内容は、けっこう本格的で、勉強になります。美しい見た目と本格的な内容といえば「ポケモンスリープ」もオススメです。私はいつもREM睡眠を、アイデアを出したり、まだ誰もやっていないようなすごいことをイメージトレーニングしたり、創造的な仕事に利用するよう、指導しています。だから、睡眠の後半にベッドでゴロゴロすればいい、って。よい例として、ポール・マッカートニーが「Yesterday」を夢の中でひらめいたエピソードや、体操の内村航平選手が世界最初の技を成功させるエピソードを話すのですが、この絵本は、ラリー・ペイジがGoogleのためのアイデアを

健診結果【心電図異常】所見への対応策の提案
健診心電図異常所見の深い闇麻酔科医として10年間、心電図波形をモニタリングし続けてきた私が、2008年に産業医をはじめて、最初に激しくびっくりしたことが、「法定健診項目に心電図があるのに、健診事後措置をする産業医の手元には波形がない」ということでした。身長、体重、視力、血圧、血液検査や尿検査の結果は数値で出ますが、心電図検査はそもそも電気信号を波形にして、立体的な心臓の動きや伝導を評価するための検査です。それなのに「非特異的ST-T変化」などのレトリックな表現で、産業医が就業判定や受診勧奨をするなんて無理ゲーじゃないか?!と考えた私は、すぐに厚生労働省に電話しました。「心電図波形やX線画像がないと適切な産業医業務ができないので、制度を変更してください」と。厚生労働省の電話口の人(当時は現在ほど社会擦れしていなかったので、細かく氏名や役職をききませんでした)は、答えました。「波形や画像があれば、国民の健康増進につながるというエビデンスがあれば検討します」と。その5年後、おそらく実務中にそれを思い出して投稿したのがこちらのFB記事です。さて、この課題を抱えたまま、聞き分けのよい、小回りのき

自覚および他覚検査と行動変容支援による睡眠プログラムの健康経営企業への提案
5月10日、宇都宮で開催された産業衛生学会の発表です。8分の動画です。音が大きくなってしまったので、ボリュームに注意して下さい。学会で印象に残ったのは、懇親会で現在、私が取り組んでいるみずほグループの産業保健の骨格を私が参加する以前に、10年以上かかって構築した、すごい先生とお近づきになれたことです。また、企業展示をしているネスレ、アクセルスターズ、フィリップスなどと交流でき、それぞれに新しい先生方を紹介できたこともよかったです。行動経済学の竹林先生とは長い時間を過ごせて、ちょうど企業展示されていた、本発表の中にも登場するイタマー社のWatch PATについて、ナッジを検討することもできました。動画のあとに、抄録の画像を貼りました。

公衆衛生の倫理学
玉手慎太郎先生著、筑摩選書、「公衆衛生の倫理学 ~国家は健康にどこまで介入すべきか~」岩田健太郎先生が Facebook で紹介していたきっかけで読み始めましたが、すごく面白くて好きなのに、全然、読み進められない不思議な本でした。私は素直に巻頭から読んだのですが、最後に読んだ「あとがき」が、みうらじゅん氏とか土屋賢二先生とかのエッセイを思わせる超絶楽しい語り口で、ここから読んで、玉手先生のキャラを知った上だったら、もっと痛快に読み進めたのではないかと思いました。玉手先生、絶対、エッセイを書くべきです。ベストセラーになること、間違いなしです。さらに最後の最後に玉手先生が1986年生まれの若者と知って、さらにびっくり、公衆衛生の倫理学を語るなんて、厳格そうなおじいちゃんに違いないと思ってたので、これも最初に知っていたら読み進めたかもと思いました。多くの人々は、医者に自分の生活習慣を知られると、ガミガミ叱られると思っています。それでいて、健康になる方法みたいな情報を好むので、巷には有象無象のとんちんかん健康情報があふれています。公衆衛生と医療の対比を、本書は以下のように説明します。第一に、医

ChatGPTが答える「理想的な睡眠プログラム」
ChatGPTに「理想的な睡眠プログラム」をきいてみました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・理想的な睡眠プログラムには、以下のような要素が含まれます。睡眠時間を一定にする:毎晩同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが重要です。これにより、自分の体内時計が調整され、眠りにつくのが容易になります。 寝室の環境を整える:寝室を暗く、静かで快適な場所にすることが重要です。暗さを保つために、カーテンやブラインドを使用し、騒音を減らすためにホワイトノイズマシンを使用することができます。快適な寝具とマットレスを使用して、快適な温度を保ちます。 食事と運動の調整:寝る前に軽い食事を食べることが重要です。また、寝る前に運動をするのは避けるべきです。これらのアクティビティは、自分を目覚めた状態に保つことができ、入眠を妨げる可能性があります。 スクリーンタイムを制限する:寝る前にスマートフォン、タブレット、コンピューターなどの電子機器を使用することを避けることが重要です。これらのデバイスは、目の疲れを引き起こす可能性があり、寝る前に興奮状態になることがあります。 リラックスする:寝る

健康診断を受診した後にすること
こんにちは。心陽番頭の溝口です。ゴールデンウィークを過ぎると、そろそろ4月に受診した健康診断の結果が手元に送られてくるのではないでしょうか。連休明けに健診があるから不摂生しないように気を付けている、なんていう方もいらっしゃるかも。さて、では皆さんは健康診断を受診した後に何をしていますか?結果が良かったら喜んで、結果が悪かったら、もしかしたら治療を始めるのかもしれません。以前、健康経営で関わった会社では、「健診機関から送られてきた結果は、封筒のままデスクの引き出しに入れてあって内容は見ていない。」という方もいらっしゃいました。しかし、多くの方は健診結果をご自身で確認しているのではないでしょうか。そして、診断で「要精密検査」や「再検査」と書かれていれば、不安になって医療機関を受診することもあるでしょう。会社で働く従業員には「自己保健義務」というものがあります。自身の健康を守るための努力を果たさなければ、安全で健康に働くことができないことは明らかで、主には次の事項です。健康診断の受診は自己保健義務の一つです。そもそも労務の提供のために従業員になったのですから、提供するために義務が課せらせるこ

何時間、眠ればいいですか?
何時間眠ればいいのか、ずばり公式で答えます。
