患者力
「患者力」の記事: 11–15件 / 全15件

「標榜(ひょうぼう)診療科」って、知っていますか?
意外に知られていない、日本の医療機関の自由標ぼう制と不自由な標ぼう表現を解説します。 2026年6月、睡眠障害診療科標榜許可を受けて、2023年2月19日のコラムをアップデートしました。 睡眠について悩んだときに、どの医療機関を受診したらいいのか、「睡眠障害×医療機関」で検索してください。

【徹底解説】睡眠が生産性を高めるしくみ
健康経営とは、従業員の人的資本に投資して、会社が社会的価値を高めるという経営戦略。 できるだけ多くの従業員にとって便益があり、投資価値の高いターゲットを選択するのが鍵。 多様な従業員全員にとって重大であり、その最適なスタイルに個人差が少ないスリープヘルスは格好のターゲット。 まずはシンプルにTIB、ベッドで横になる時間を延ばすことが一番。 疫学的な睡眠データから、プレゼンティーイズムとの相関の強いSJL(社会的時差ボケ)をなくすための土日の寝だめのコツなど、一挙公開。「Dr. Yokoの睡眠マネジメント~眠るほどぐんぐん仕事がうまくいく」も参考にしてください。

「薬は食後」は、思い込み?
薬と毒は紙一重?もともと薬は静注(静脈注射で投与)が主の麻酔科出身の私は、多くの皆様には、処方薬にしろOTCにしろ、薬に対する神話的な思い込みがあるらしいことを、開業してから知りました。そもそも薬は飲まないほうがいいという神話がある。。。「生活習慣を変えるなど、薬を飲まないで済ませる方法はないんですか?」と非常によく聞かれます。皆さんそれほど西洋医学に懐疑的なら、病院に行かなきゃいいのに・・・・・・こどもを医学部に行かせようって頑張らなきゃいいのに・・・・・・毒にも薬にもなるって言葉がありますが、そもそも医療というのはそういう側面があるからこそ、有資格者が認可施設でのみ行えます。公衆衛生施策やヘルスケアとは前提が異なります。たとえば動いていない腸管を、薬や手術で動かさなければ、それが原因で命を失うこともあります。でも、腸管の動きが正常な人には薬も手術もいりません。医療では、ベターな選択肢ではなく、ベストな選択肢を提示します。薬を飲みたくないのは自由意志ですが、その場合は主治医にその旨を伝えてくださいね。処方されてるけど服薬しないし、それを伝えもしないのだけは、やめてくださいね。具合が悪

頭痛と睡眠 【プレゼンティーイズム①】
頭痛は、プレンゼンティーイズムの代表的な原因です。プレゼンティーイズムとは、就業しているけれど、発揮しているパフォーマンスが、会社に期待されているアウトプットに達していないことによるコストです。つまり会社が、4000円の売上を作ってくれると思って、従業員を時給1000円で雇用しているのに、2000円のアウトプットしか出せない場合、2000円のコストがかかると計算でき、この2000円のコストをプレゼンティーイズムといいます。頭痛は、第1位メンタルヘルス、第2位睡眠についで、第3位のプレゼンティーイズム原因です。疼痛というくくりにすると、メンタルヘルスを抜いて第1位になります。そして、今回は第2位の睡眠との関係を紐解きます。そもそもメンタルヘルス不調、睡眠障害、疼痛というのは、それぞれが原因にも結果にもなる複雑に絡み合った関係です。どれかを治療することで、すべてが軽快することが期待できるのです。頭痛の原因は、さまざまですが、酔った後、徹夜、時差ボケ、不眠、睡眠不足などなど、不適切な睡眠とは関係がありそうだと、誰でもうすうす感づいていることでしょう。今回は、睡眠障害の治療が頭痛の軽減に役立つ

腋窩体温の意義
手術中の体温管理は 重要な課題です。そのため 術中は体温を前額、口腔・鼻腔、食道、直腸、膀胱、肺動脈カテーテルなどで持続的に測定します。特に体温をシャープにコントロールする必要のある場合は、複数箇所でモニタリングします。病棟を出る際にもたいてい腋窩(「えきか」と読みます。「わきのした」のことです)で術前の体温を測定してくるのですが、正確に深部温を測定してみると、かなりギャップがあります。 「34.7度です」なんて平気な顔で申し送られるとぎょっとしてしまうのですが、すぐに体に触れてみるとあきらかに嘘だろ~~とわかります。脇の下に体温計を挟むのはけっこう難しい動作ですし、小児や高齢者はもちろん誰にとっても認知の問題が発生しますよね。本来、測定姿勢や理解によって差が出てしまうような検査はあまり望ましいものではありませんが、ひとつよい点としては非侵襲的な点ですね。ただ、予測値として利用するだけなら、実際は触診でもいいのかもしれません。最近は非接触式の図のような体温計が使われることが多いですね。インフルエンザワクチン接種前の検温では腋窩体温計を今年も用いましたが、クリニックの備品は3分計でみんな
