心陽オリジナル★SASリスクチェック
米国ボストン生まれの心陽オリジナルSAS(睡眠時無呼吸症候群)リスクチェック
眠らない人間がいない以上、睡眠衛生の向上は究極のポピュレーションアプローチターゲットです。
睡眠ほど全従業員に関連し、その健康と生産性を左右する因子はありません。
「睡眠医療 × 産業保健」の師として、心陽代表の石田が心酔する Stephanos Kales ハーバード大学医学部教授兼ハーバード大学公衆衛生大学院教授が、米国政府の依頼で作成した職業運転手向けのリスクチェックを、日本人に合わせて修正したのが心陽オリジナルリスクチェックです。
臨床質問紙の妥当性を検証するには、その感度、特異度、再現性などなどさまざまな切り口から複雑な学術的評価が必要です。
世の中で「健康にいい」と宣伝される多くのサービスには、このようにつじつまの合ったエビデンスと妥当性があるもののほうが珍しいことは、注意が必要です。もちろん心陽オリジナルSASリスクチェックはその診断妥当性や安全性が認められている正真正銘、本物の検査です。
Kales先生と(ハーバード公衆衛生大学院にて)
ポピュレーションアプローチはもちろん、ハイリスク戦略のターゲットとしても、メンタルヘルス不調と生活習慣病の予防と改善効果の高い、SAS・OSAの治療こそ、企業が従業員の健康増進介入として支援するべき重要な疾患であり、症候であると心陽は考えています。
日中の作業効率低下はもちろん、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めて、国民医療費を増大し、個人の生涯生産性を奪うSASは、有害な副作用や侵襲のない物理的な治療が可能な疾患で、その治療により、難治性の高血圧、脂質異常、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病のコントロールが良好になることが科学的に明らかになっています。
2019年第92回産業衛生学会では、心陽代表の石田が、リスクチェックの精度と効果、そして企業が積極的にスリープヘルス(睡眠衛生)に取り組むべき意義を発表しました。同時に同学会ではオンラインCBT-I(睡眠認知行動療法)であるABCスリープをシリーズ第二弾とするオンラインCBTプログラム【ABCシリーズ】と、SAS治療のメインであるCPAPのうち、グッドデザイン賞を受賞した、純国産のJPAPを展示しました。
Kales先生は消防士や救急救命士、警察官など、有事には生物学的な限界を超えるストレスを体験する災害時のエッセンシャルワーカーに対する産業保健管理を得意とします。
Kales先生ならでは、リスクチェックで採用しているマランパチー分類は、麻酔科専門医にはなじみ深い、気道確保困難を類推する指標です。リスクチェックでは、ご自分で鏡で見ていただきますが、できるだけ水平に観察してください。もちろん、本物の麻酔科医兼スリープクリニシャンが直接、診察しますので、ぜひ、心陽クリニックをご受診ください。
たとえば、ESS(エプワース眠気尺度)は、世界中の臨床で用いられる、科学的エビデンスと妥当性のある、日中の眠気の自覚に関する質問紙です。内外でSAS(睡眠時無呼吸症候群)の簡単なリスクチェックとして用いられ、確かにその陽性検出率は高いです。
SAS患者と非SAS患者を比べると、有意にSAS患者のESSスコアが高いという研究はいくつかありますが、そのほとんどが有症で受診して診断されたSAS患者にあとから非SAS患者を対応させるデザインです。そのデザインにおいても、ESSはSASリスクチェックとしての妥当性がないと結論づける研究が多く、心陽の行なった全員無症状の日本人労働者を対照としたスクリーニングでは、ESSスコアとSASの有無に関連はありませんでした。
また、順天堂大学谷川教授らの日本の労働者を対象とした研究では、むしろ、ESSが低いのにSASのある患者の重症度が高いことが明らかになっています。
ESSの科学的な検出力が弱いとしても、受診や治療のきっかけにしていただくのには十分な動機です。そして、ESSやSASリスクチェックの結果、ハイリスクでも低リスクでも、一度、簡易検査を受検するきっかけにしてほしいです。
症状により、健康保険が利用でき、米国なら15万円くらいかかる検査が、初診料と合わせて3,560円、かかりつけの医療機関なら再診料と合わせて2,920円の自己負担です。
結果が出てからはじまる行動変容こそが、たいせつ
心陽クリニックでは、初診からオンライン診療でSAS検査が受けられます。
自費、保険利用を問わず、オンラインでお申し込みの上、スリープチェックとSASリスクチェックに再度ご回答いただきます。その後、ご自宅に届く検査キットを用いて、ご自宅でいつもの睡眠時に検査をして、キットを送り返していただくだけです。一度も来院することなく、結果をご自宅でご覧になることもできます。
検査結果では、寝相やいびき、睡眠の層(これにより、標準よりショートスリーパーかロングスリーパーかなどの予測が可能です)など、普段は絶対に客観視することのできない睡眠時の自分を見つめることが可能です。
ぜひ、お試しください。