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用語集
ヘルシーカンパニー経営 用語集
健康経営に関する専門用語をわかりやすく解説
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ボケたくないなら眠りなさい⑥ レム睡眠で侵入記憶を断捨離しよう!
睡眠には、思い出すべき記憶を定着させ、忘れたい記憶に鍵を掛ける役割があるのですね。 あまりに楽しい、幸せな一日が終わって、眠りにつくのは惜しいような気もするけれど、その幸せな記憶を永久保存版にするためには、良質な睡眠が必要なのです。

最高のパフォーマンスは睡眠から生まれる
これから6日の月曜日まで、まだまだお正月休みの方も多いでしょう。 ぜひ、休み明けから、最高のパフォーマンスを発揮できるように、今夜から5日連続で、8時間以上臥床してください。お休み中に昨年までの睡眠負債を完済し、生まれ変わったようにクリーンな頭で実力を発揮しましょう!!!

第32回産業ストレス学会
平和堂&ひこにゃんの推し活ウインクあいちでの産業ストレス学会開催をきっかけに、名古屋のクライアントの訪問に加え、私の2つの推しの街、彦根に足を伸ばしました。ひとつはひこにゃん、そしてもうひとつは平和堂の産業保健です。嬉しかったことは、9年間の外来受診と血圧コントロールの関係としてコラムでも紹介した論文のメインオーサーである志摩先生とお話できたこと、そして、志摩先生が面会のあと、このコラムを発見してくれて、直接コメントを下さったことです。本当にリアリティのある名論文なので、ぜひ、皆様にもあらためてチェックしていただきたいです。私が平和堂の産業保健に憧れるのは、このリアリティです。学会で、経営にも診療にも関わっていない、なんらかの基準でステイタスのある人々が、机上の空論を繰り広げることを全否定はしませんが、正直なところ、それって、リアリティ、ありますか? と感じてしまいます。私は公衆衛生家であり、産業保健家であり、臨床医であり、けっして研究者ではないので、研究者の皆様の苦労は何もわからないんですが、わからないからこそ、現場の労働者にとって、リアリティのある施策をしたいし、そういう話をしたい

睡眠リテラシー第7回 睡眠休養感を高める
睡眠で十分休養がとれていますかこの質問に見覚えがありますか?健康保険組合の特定健診で必須事項になっている問診なので、1年に1度「はい」か「いいえ」で答えています。会社勤めの皆様は、労働安全衛生法に定める一般健診と同時に実施していることがほとんどなので、年に1回会社からお知らせがあって受ける健診では、必ず尋ねられます。フリーランスの方など国保の加入者は、自治体の健診を受けるときに尋ねられます。協会けんぽの各支部ごとに、どれくらいの人が、睡眠で休養が十分とれているかを示すデータ(令和3年度)がこちらです。このデータは、第1位の富山支部がまとめて公表してくれています。全国平均は37.2%です。3人に1人より多く、5人に2人より少ない程度ですね。最も睡眠で休養が取れている島根は3人に1人より少なく、ほとんど4人に1人に近いくらい、最も睡眠で休養が取れていない富山は2人に1人に近い45.6%です。睡眠休養感は睡眠の質の指標【厚生労働省】睡眠で休養が十分とれているという感覚のことを、睡眠休養感といいます。つまり、「睡眠で休養が十分とれていますか?」という問診に「はい」と答えた方は、「睡眠休養感あり

ビジネスパーソンのための使える行動経済学
「ビジネスパーソンのための使える行動経済学 - ナッジ理論で人と組織が変わる」竹林正樹(大和書房) 津軽弁のナッジでメディアでも大人気の竹林正樹先生とは、公私ともに、たいへん親しくしています。 竹林先生との交流は、私にとって自慢できる数少ないエピソードのひとつです(笑)実は私が専門にする社会疫学と行動経済学は重なる部分が多く、私の恩師であるイチロー・カワチ先生とのご縁が、竹林先生と私がぐっと親しくなるきっかけでもありました。竹林先生は、生活の中で役立つ具体的なナッジを教えて下さいますが、この本は満を持して、更に私の専門である、産業保健、健康経営に歩み寄って、ビジネスパーソンのための働き方ナッジをテーマにしています。私はビートルズが好きです。最近は、めっきり本を読まなくなりましたが、10代の私は本の虫で、毎日、睡眠時間を削って、貪るように本を読んでいました。そして気付いたひとつの法則は、「優れた書籍は書き出しの一文が秀逸である」です。書き出しの一文で、本書が名著であることを確信しました。読了後、その確信は裏切られませんでした。だから、この書評コラムを読むより、ダイレクトに本書を読んでいた

治療者割合を増やすことを目的とする運輸会社におけるトラックドライバー向けSAS健診プログラムの紹介
第34回日本産業衛生学会全国協議会に参加しました宮本俊明先生が大会長を務める、第34回日本産業衛生学会全国協議会(千葉県木更津市かずさアカデミアホール)に参加しました。私にとって最も関心があったのは、産業歯科保健部会シンポジウム・研修会、シンポジウム2「職域において閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)にどう対応すれば良いか?」でした。産業歯科保健部会長の安田先生とは昨年10月頭に京都の睡眠歯科学会で出会い、その直後、10月末の山梨の第33回日本産業衛生学会全国協議会で、私が歯科部会シンポジウムで質問、提言したのをきっかけに、「学会で必ず話題にする」と約束してくださり、なんとこのスピード感で実現してくださったのです。日本睡眠学会、日本睡眠歯科学会でお世話になっている角谷先生と田島先生が、産業衛生学会のシンポジストとしてご登壇くださったのも嬉しかったです。治療者割合を増やすことを目的とする運輸会社におけるトラックドライバー向けSAS健診プログラムの紹介私はポスター発表を行いました。スクリーニング検査結果とその後の行動変容【方法】2023年4月から2026年3月の3年間で、約3,000名のA社のトラ

9年間の外来受診と血圧コントロールの関係
Relationship between outpatient visit frequency and hypertension control: a 9-year occupational cohort study総合スーパー等小売事業の株式会社平和堂の統括産業医である河津雄一郎先生に教えていただいた、先生も共著者として参加している研究が、とても興味深く、感心しちゃったので、勝手にシェアします。査読論文は、引用元をきちんと示せば、著者に断る必要はありません。この論文はオープンアクセス(論文作成者が投稿時に費用を負担して、無料でみんなが読めるようにしてくれている状態)なので、ぜひ、読んでみてください。論文に記されるように、血圧が高い状態を放置しておくと、寿命も、健康寿命も短くなり、全死因死亡率、脳心血管イベントリスク、医療費などなど、アンチ健康な因子は上がることがわかっています。それなら下げればいーじゃんなんですが、お示しした図の通り、健康診断で要治療と診断された方の56%しか受診していず、そのうち半数未満の、全体の27%だけが、収縮期血圧140mmHg未満かつ拡張期血圧90mmHg未

「いびき専門」「麻酔無料」インチキ広告に騙されないで!
FBに書いたんですが、長いので、こちらでも紹介します。最近、睡眠関連の広告にひどいものが多いです。いびき専門医はいません日本睡眠学会では、睡眠診療の専門性の高い医療機関へのアクセスを上げるため、「睡眠」を標榜診療科に追加するよう、国に働きかけています。読売新聞【「睡眠科」を診療科名に追加へ、08年以来の見直し…不眠・無呼吸など「国民病」の治療期待】私は、日本は世界でも珍しく自由標榜制なので、自分の専門外の科でも、勝手に標榜してしまえる一方で、標榜できる診療科名に制限があるという矛盾が課題だと思っています。それは「知る」ことで、解決する課題なので、皆さん、この機会に知ってください。日本では、診療科を自由に標榜していいんです。「何科で開業しているんですか?」ってよく聞かれますけど、標榜科を尋ねても、専門性は知れません。新渡戸稲造は「センモンセンスよりコモンセンス」と生徒を指導したそうですが、そのとおりで、学問バカじゃなくて、社会のいろんなことや世の中の価値観の多様性を知っていて、友だちが多くて、高度専門性が必要な局面ではきちっと適切な医療機関につないでくれるのが、よい開業医です。つまり、頼

睡眠リテラシー第6回 睡眠効率と中途覚醒
【睡眠効率】=【眠っている時間】/【寝てる時間】皆さん、こんにちは。毎度、毎度、しつこく「とにかく、たくさん、寝ること」を主張している石田陽子です。「寝る」と「眠る」は違うんじゃないの?とは、そのとおりでして、寝るのは臥床、横になることで、眠るのは睡眠することです。 とはいえ、睡眠と覚醒を瞬時に切り替える能力は人間になくて、それは人間のLIFEを守るためでもあります。というのも、眠いな、眠りたいな、眠っちゃおうかなと思って、瞬間、寝落ちできてしまうと、それはそれでたいへん危険だからです。さっきまで起立して覚醒していた人が、一瞬で臥床して意識を失うのは失神や気絶で、睡眠ではありません。そうはいっても、日本の働く人々の多くが、ほとんど気絶の状態で毎晩、寝落ちしているのも事実ですが……生物学的な睡眠を、交感神経活性を用いて精密に検出することができます。覚醒と睡眠の構造は、図のような波形で示されます。同じ時間軸で3軸活動計によって体位を計測しているので、臥床時間や寝相を正確に計測することができます。睡眠外来で行う検査は、睡眠 or 覚醒、REM睡眠 or NREM睡眠、NREM睡眠の深度、酸素

健康経営施策としての生産性向上・睡眠衛生増進プログラムの提案(第48回日本睡眠学会総会)
第48回睡眠学会総会(パシフィコ横浜ノース)で、「健康経営施策としての生産性向上・睡眠衛生増進プログラムの提案」をいたしました。健康経営は本来、特殊な専門性を要します。健康経営の生みの親であるボブ・ローゼン先生は、従業員の疾病レジリエンスを高めると同時に公衆衛生学や組織心理学の知見を元に「職場の環境」を作り上げる戦略を強調しています。「健康経営」とは、企業が従業員の「人的資本」に投資する経営戦略です。投資するだけなら誰でもできますが、それが成功するかどうかは、いかに投資額を上回るリターンを獲得するかで決まります。健康経営施策とは、健康経営度調査を埋めることでも、健康リスクの高い従業員を抽出し、そのリスクを低減することでもありません。睡眠は、全従業員にとって本質的な生命活動であり、バイオ、サイコ、ソーシャルヘルスとの関係が科学的に明らかになっています。特に企業活動に直結する生産性や安全性との密接な関係は、他のどんな疾病リスクとも比較になりません。また睡眠衛生増進の介入は、安価でシンプルで、非医療者にも容易です。睡眠衛生増進のような、NO ONE BEHINDであらゆる健康リスクを低減する