株式会社心陽
最終更新: 2026/9/19

インフルエンザワクチン接種 1回? それとも2回?

インフルエンザワクチンは1シーズンに1回か2回か

インフルエンザワクチンは、インフルエンザの感染予防、重症化予防のために接種します。

1回接種より、2回接種のほうが、感染や重症化を予防する効果が高ければ、2回接種がよいかもしれませんが、2回接種にデメリットはあるのでしょうか?

2回接種のデメリット

一番大きいのは、接種料(費用)ですね。

それ以外はないと言ってもいいです。

もちろん、接種料だけでなく、予約の手間とか、移動時間とか、待ち時間とか、接種に伴う生産性のロスがあります。

また、皮膚を傷つけるので、出血、腫れ、痛み等、局所反応や感染のリスクを伴います。

2回接種のメリット

期待するのは効果の増強ですが、2009年の治験例では、
2回目接種による抗体保有率、抗体陽転率、抗体価変化率、抗体有意上昇率の上乗せは認められませんでした。

また、同治験で、局所反応出現率は1回目接種と2回目接種とは同等でした。

つまり、2回接種するメリットはなさそうということです。

ワクチン接種は1回でOK

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ワクチンの効果

そもそも、ワクチンの効果を厳密に調べる方法はありません。

EMEA 評価基準(HI 抗体価)は、インフルエンザワクチンの有効性の国際的な評価基準です。

18-60 歳 以下の3 つのうち少なくとも一つを満たすこと
  1. 抗体陽転率
    「HI 抗体価が接種前に<10 倍かつ接種後40 倍以上」
     または
    「HI 抗体価の変化率が4 倍以上」の割合 >40%

  2. 抗体変化率
    幾何平均抗体価(GMT)の接種前後の増加倍率 >2.5 倍

  3. 抗体保有率
    HI 抗体価40 倍以上の割合 >70%

60 歳以上 以下の3 つのうち少なくとも一つを満たすこと
  1. 抗体陽転率
    「HI 抗体価が接種前に<10 倍かつ接種後40 倍以上」
     または
    「HI 抗体価の変化率が4 倍以上」の割合 >30%

  2. 抗体変化率
    幾何平均抗体価(GMT)の接種前後の増加倍率 >2 倍

  3. 抗体保有率
    HI 抗体価40 倍以上の割合 >60%

とはいえ、抗体価を接種の前後で測定するのはたいへん面倒な上、
抗体が変化すれば、理論上、感染予防、重症化予防するよね、という仮説でしかありません。

ワクチンを接種したからだいじょうぶ、と思い込むことが一番、身を守ります。

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